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放送内容

子どものウイルス感染症

2022年01月22日

[過去の放送内容]

今回、子どものウイルス感染症についてお話を伺ったのは、くろかわみちこ小児科クリニック 院長の黒川 美知子(くろかわ みちこ)先生です。

■子どものウイルス感染症について

代表的な子どものウイルス感染症は、手足口病やRSウイルス感染症、ノロウイルスやロタウイルスなどによる感染性胃腸炎です。


■去年の特徴

子どものウイルス感染症は去年、いつも流行する時期とは違う時期に流行がありました。
ウイルス感染で手や足、口の中に水疱ができる「手足口病」は、
例年では夏に子どもに流行するのですが、去年、九州各地では秋から冬にかけて発症が急増しました。
また、乳幼児によく見られ、風邪のような症状が起こる「RSウイルス感染症」は、
例年では秋から冬にかけて流行するのですが、去年は夏に大流行を見せました。
「この季節にこのウイルスが流行する」という感染予測が難しくなってきました。


■考えられる理由

季節外れの流行には、新型コロナとの関係が注目されています。
外出自粛が広く呼びかけられた一昨年は、その影響からか、子どものウイルス感染症の大流行は見られませんでした。
それにより、感染をせず免疫を持たない子どもが増え、一昨年から一転、去年は大流行したと考えられますが、まだはっきりとは分かっていません。


■手足口病

手足口病では、2~3日の発熱と併せて、手や足、口の中に水疱ができます。
また、最近 登場した「コクサッキーA6」というウイルスによる手足口病では、水ぼうそうのように大きく膨らみます。


■RSウイルス感染症

RSウイルス感染症では、発熱やひどい咳、鼻水などが数日続くことがあります。
また、6カ月未満の乳幼児では非常に重篤化することがあり、呼吸障害や肺炎、中耳炎を合併して入院が必要になることが多いです。


■感染性胃腸炎

感染性胃腸炎は、嘔吐や下痢などで脱水症状になりやすいので、こまめな水分補給が大事です。
また、胃腸に負担がかからないよう、消化の良いものを食べるようにしましょう。
排泄物を介して感染する可能性が高いので、使用したおむつ、嘔吐物は必ず袋に入れて、固く口を縛って処理してください。
嘔吐した場所は次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう。その後の入念な手洗いも大切です。


■家族(大人)への感染

子どものウイルス感染症は、家族へ感染することがあるため、注意が必要です。
大人が手足口病になると、子どもと同じように手や足、口の中に水疱ができて、痛みを感じることもあります。
RSウイルス感染症も、家族に感染することがあります。
もし、慢性閉塞性肺疾患などで呼吸機能の良くない高齢者が一緒にいれば、感染すると重篤化する可能性があるので要注意です。


■まとめ

コロナ禍の今ですが、子どものウイルス感染症には、かかった際に新型コロナ以上に重篤化するものがあります。
家族などがおかしいな、と思った時には、早めに小児科を受診するのが大事です。

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